電子ピアノの高価買取

電子ピアノは現在の家庭において最も取り入れやすい楽器といえるかもしれません。グランドピアノやアップライトピアノのようなアコースティックピアノは音量の調節が難しく、集合住宅で練習するには不向きとなるためです。

また、アコースティックピアノは小さなもので約200kg、グランドピアノになると300kg〜400kgの重量があるため、設置の際に床の補強が必要になる場合もあります。一方で電子ピアノはヘッドホンを接続して音を外に漏らさずに練習することもでき、また、重量も40kg〜80kg程度となっています。そのため集合住宅であっても設置しやすく、日中および夜間に練習しても周囲に迷惑をかける恐れが非常に低いのです。

YAMAHA（ヤマハ）の電子ピアノ

ヤマハの電子ピアノは、アコースティックピアノの開発技術を最大限に活用し、清潔で透明感のある音質、業界トップクラスの耐久性、そしてバリエーション豊かなタッチ感といった特徴を持っています。低価格モデルであっても、最高級グランドピアノの音が忠実に再現され、音の減衰も精密にモデリングされています。これにより、デジタル感のない自然なサウンドを楽しむことができます。

ヤマハの電子ピアノは堅牢に設計されており、一台の楽器を十年以上愛用するユーザーも少なくありません。また、グランドピアノのような感触から初心者や子供でも弾きやすい軽いタッチまで、多彩なタッチ感の中からユーザーのレベルやニーズに応じて選べます。

そのラインナップの中でも「クラビノーバ」シリーズは、長年にわたって高い評価を受けてきています。ヤマハの楽器製造ノウハウが凝縮されており、その精度は多くのユーザーから支持を受けています。「グランドピアノと同じ感覚で演奏できる」との声が多く聞かれます。

さらに、ヤマハの電子ピアノはCLP、CSP、CVPの3つの主要なシリーズを提供し、それぞれが特徴的な機能と利点を持っています。CLPはアコースティックピアノの弾き心地を追求したモデル、CSPはスマートデバイスとの連携機能が特徴、CVPは高度な機能を提供し、多様なジャンルの楽曲を豊かに表現します。

これらの特徴により、ヤマハの電子ピアノは音質、耐久性、タッチ感といった重要な要素をバランス良く兼ね備え、多くのピアノ愛好家から絶大な支持を受けています。

KORG（コルグ）の電子ピアノ

コルグの電子ピアノは、シンプルさとコンパクト性を兼ね備えた理想的な楽器です。最初の国産シンセサイザーの生みの親であるコルグは、多機能化の一般的なトレンドに逆行して、必要最低限の機能に絞った設計を採用。これにより、使いやすさとスムーズな演奏体験が実現しています。

コルグの電子ピアノは、スリムでスッキリとしたデザインが多く、インテリアの一部として自然に部屋に溶け込みます。また、持ち運びが容易な点も魅力です。だからといって性能が犠牲になることはなく、弾き心地や音質も十分に満足できます。

また、価格の面でも魅力的。シンプルな機能のおかげで、フル鍵盤の新品が3万円台から購入可能です。しかし、椅子は別途購入が必要な点を留意してください。

同社のフラッグシップモデル「G1B Air」は音色や鍵盤が最高グレードで、生ピアノに近い体験が可能です。一方、「C1 Air」はG1B Airのシンプル＆コンパクト版で、同じ鍵盤機構を持ちつつも、部屋への圧迫感を軽減しています。

コルグの電子ピアノは、ピアノを長く楽しみたい方や、家でも良い音で弾きたい方に最適です。あなたが何を電子ピアノに求めるかを明確にした上で、楽器店で実物を試奏し、最適な選択をすることをおすすめします。

Roland（ローランド）の電子ピアノ

ローランドの電子ピアノはその音の表現力に優れています。繊細な弾き方の違いを感じ取り、音の強弱や細かなニュアンスまで再現可能です。プロの演奏家たちからも「ローランドは音が良い」と絶賛されています。

その次に魅力的なのは鍵盤のタッチ感です。他のメーカーでは高価な機種でしか得られない感触を、ローランドではリーズナブルな価格帯で提供しています。これは練習にとって非常に重要なポイントで、安定した弾き心地が持続的な上達をサポートします。

また、ローランドの電子ピアノは高いデザイン性も有しています。多種多様なカラーバリエーションから選べるため、どんなリビングにも違和感なくマッチします。その潔いデザインは、使わない時間でも室内の一部として自然に溶け込みます。

練習機能も便利です。オリジナルの無料アプリ「Roland Piano App」と連動することで、内蔵曲の楽譜を表示したり、音当てゲームで耳を鍛えたり、練習内容を記録したりすることが可能です。

特におすすめのモデルは、アコースティックピアノ感覚で弾けるLX700シリーズです。音、タッチ感ともにアコースティックピアノと遜色ない仕上がりで、最高級モデルのLX708は、鍵盤の感触からペダルアクション、サウンドシステムまで、すべてがハイクオリティ。一方で価格が抑えられたLX705でも、アコースティックピアノとほぼ同じ弾き心地を得られます。これらの製品は、環境的な理由でアコースティックピアノを置けない方にも最適です。

電子ピアノの価格帯

電子ピアノの価格帯は次の通りです。

5万円〜10万円：入門用でスタンドなしのものも多い
10万円〜20万円：レッスンモデルのエントリークラス。複数のスピーカーが備えられ、音に立体感が出る
20万円以上：表現力が豊かになり、アコースティックピアノとのハーフのような機種もある最高クラス

このように電子ピアノは最高クラスであっても30万円程度で購入できます。こうした価格の面も自宅に取り入れやすいピアノとなっているのです。

中～上位モデルの電子ピアノは中古市場で多く取引される

電子ピアノも価格帯により音質や表現力に差が出るため、上達に合わせてより上位の機種に買い換えるニーズが生まれてくるのです。このような電子ピアノの買い替えに対応しやすいのも中古市場となっています。

電子ピアノは幅広いジャンルの楽曲に利用でき、また、昨今の住宅事情とも親和性のあるニーズの高い楽器です。ヘッドホンを利用できるため、練習のタイミングに気を使わずに済む点も高いニーズに繋がっています。こうした背景もあり、各メーカーは今後も新しい電子ピアノを製造販売し続けることが予想されます。

そのため、使わない電子ピアノは早めの査定がおすすめです。新しい製品の登場により、過去の機種の相場が下がる恐れもあるため、ヘッドホン、楽譜類、スタンド、椅子などの周辺機材と合わせて査定を試してみましょう。