ベースの高価買取

エレキベースはアンプに接続して、大音量を出すことができたり、音のトーンを変えることができたりするため、ロックをはじめとした楽曲において非常に重要な楽器です。昨今はベースとして使用される楽器の多くはエレキベースとなっており、今後も楽曲における重要性は揺るがないでしょう。実際にロックのみならず、ポップスやジャズにおいてもエレキベースはよく使われています。そのため、新しくエレキベースを始めるニーズも多くなっています。

人気のベースメーカー①　fender USA（フェンダーUSA）

フェンダーはエレクトリックベースの代表的なブランドで、伝統的かつ洗練された設計が特徴です。初心者からプロフェッショナルまで、多くのベーシストが「最初の一本」としてフェンダーを選びます。そのモデルは主にジャズベースとプレシジョンベースの2種類で、これらはピックアップとコントロールに大きな違いを持ちます。

プレシジョンベースはスプリットコイルピックアップを搭載し、力強いサウンドが特徴的で、パンクやロックのプレーヤーから広く支持されています。一方、ジャズベースは二つのピックアップを搭載し、サウンドバリエーションが豊かで、キレと太さが両立されたサウンドが特徴です。また、そのネックはプレシジョンベースよりも細く、グリップにこだわるベーシストから好評を得ています。

フェンダーのラインナップは、伝統的なモデルから現代的なモデルまで幅広く、それぞれがベーシストの様々なニーズに応えています。American Originalは古い形状、材質、音色を再現しており、伝統を引き継ぐ形で作られています。それに対し、American ProfessionalやAmerican Ultraは現代の音楽シーンや演奏技術に対応するための設計が施され、高いプレイアビリティとフレキシブルな電気系統が特徴的です。

フェンダーの傘下にはスクワイヤーというブランドも存在します。これは主に初心者向けの価格帯で、厳選された材料と部品を用いて高いコストパフォーマンスを提供しています。スクワイヤーはまた、大胆なデザインやモダンな仕様を採用しており、フェンダーとは異なる特徴を提供しています。

以上のような多彩なラインナップと、その一貫したクオリティがフェンダーをエレクトリックベースの代名詞にしています。フェンダーは”THE SPIRIT OF ROCK-N-ROLL”をビジョンに掲げ、一貫したセンスで世界中のベーシストを魅了し続けています。

人気のベースメーカー②　fender JAPAN（フェンダージャパン）

Fenderの進化は、音楽業界の縮図ともいえるほど重要な節目を経てきました。それは、一貫して革新とクオリティを追求し続けた結果であり、その歴史は60年代から現在に至るまで、その名の重さを増すばかりです。

1965年、フェンダー社の創始者レオ・フェンダー氏は会社をCBS社に売却し、その後退社。これにより、「CBS期」と呼ばれる20年間のフェンダーの苦難の時代が始まりました。しかし、この時代もフェンダーは戦略を駆使して乗り越え、出来の良い日本製コピーモデルにライセンスを与え、「公式コピー」として流通させました。

1985年には、フェンダー社が再興。この時設立されたアメリカ・メキシコの工場で、新体制下のフェンダーは再びクオリティの高い製品を作り出しました。また、この頃から、フェンダー・ジャパンとして日本製モデルが登場し、「公式コピー」から「正規品」へと変貌を遂げました。

2017年には、日本製フェンダーの35周年を記念し、「メイドイン・ジャパン（MIJ）」シリーズが世界的に流通するようになりました。その製品ラインナップは、各年代の特徴を再現した「Made in Japan Traditional」、クラシカルとモダンの融合を果たした「Made in Japan Hybrid」、限定生産の高級機「Made in Japan Limited」、そしてフェンジャパ時代から支持される「エアロダイン・ジャズベース」など、幅広く展開されています。

今日、フェンダーはその歴史と製品のクオリティにより、世界中のベーシストから愛される存在となっています。その信頼性と一貫性は、楽器業界の一角を支える存在と言えるでしょう。

人気のベースメーカー③　B.C. Rich（B.C.リッチ）

B.C. Richは、1969年にBernardo Chavez Ricoにより設立されたエレクトリックベース製造メーカーです。同社は1970年代に独特な形状のエレクトリックギターを製造し始め、ヘヴィメタルシーンに強い影響を与えました。スラッシュメタルやデスメタルなどのヘヴィメタル系ミュージシャンからは、その尖ったデザインと音色により、根強い支持を受け続けています。

そのベースは、鋭角に尖ったルックスと、「モッキンバード」や「アイアンバード」などといった個性的な形状が特徴となっています。一見過激な形状にも関わらず、多くのモデルはバランス良い重量と弾きやすさを備え、伝統的なギターに劣らない使用感を持っています。さらに、その音質の豊かさと調整の自由度は、豊富なスイッチ類と独自のエレクトロニクスによるもので、これにより一台で多彩な音色を実現できます。

ベースの製造は、高価なモデルはアメリカでカスタムメイドされ、中・低予算モデルは韓国や中国などアジア諸国で生産されています。そしてそれぞれのモデルには、スルーネック、セットネック、ボルト・オン構造の3種類のネック構造が用いられ、それぞれの特性を活かした豊富なラインナップが展開されています。

最後に、B.C. Richのベースには、音色やピックアップの調整のための独自のエレクトロニクスが導入されています。これにより、音色の微調整やゲインのブーストなど、細やかな音作りが可能となっています。こうした特性がB.C. Richのベースを特別な存在として、多くのミュージシャンから愛され続けている要因となっています。

著名ミュージシャンモデルや希少なモデルはプレミア的価値も

特に世界的に有名なミュージシャンが使っているものと同じモデルや、現在は絶版されているモデルは希少性も高く、中古市場ではプレミアのついた価格で取引されています。大量生産品ではなく、プロの作家が一つひとつ手作りで作るエレキベースは一点物としての価値も高く、根強い人気を誇るアイテムとなっています。

エレキベースの価格帯には幅があり、入門用は10,000円台から購入できますが、上級者向けのものは100万円を超える場合もあります。

こうした高価なエレキベースはプロやコレクターが好むアイテムです。また、エレキベースにはそもそもの販売価格が高いモデルもあり、中古市場でも値がつきやすくなります。特にアメリカの有名メーカーの人気モデルは高い買取価格が期待できるでしょう。

使わなくなったエレキベースは早めの買取査定を！

エレキベースはロック、ポップス、ジャズに欠かせない楽器であり、入門用からプロ用まで幅広く取引されています。アンプを介して音をコントロールできる独特の存在感から、新しく練習を始めるニーズも高く、今後も高いニーズを維持していくでしょう。

プレミアのついたモデルはコレクション用としても価値を発揮しますが、大量生産品は演奏に使われてはじめて価値を発揮する側面があります。そのため、使わずに保管してあるエレキベースはぜひとも査定を検討してみてください。

現在は製造されていないような古いモデルにはプレミアがついているものもあります。そうしたモデルは高い買取価格も期待できるため、まずは査定により価格を確認してみましょう。